度会隆輝投手は、三重県立津商業高校から静岡産業大学を経て、2019年のドラフト会議で中日ドラゴンズに6位指名で入団しました。プロ入り後は、イースタン・リーグで経験を積みながら、徐々に一軍での登板機会を増やしていきました。2020年のプロ初登板以降、中継ぎ投手として着実に実績を重ね、防御率や被打率などの投手成績も年々向上。特にストレートとスライダーの組み合わせによる緩急を付けた投球が、打者を効果的に抑え込む武器となっています。
【具体例】
2022年シーズンには、56試合に登板し、防御率2.01という素晴らしい成績を残し、チームの中継ぎ陣の中心選手として活躍しました。
- 中日ドラゴンズでのブレイク
2021年シーズン後半から頭角を現し始めた度会投手は、中日ドラゴンズの救援陣において不動の地位を確立しました。独特な横手投げからの切れ味鋭いスライダーと、最速150キロを超えるストレートを駆使した投球スタイルが、打者たちを翻弄。特に左打者に対する強さは際立っており、チームの「必勝パターン」を支える重要な存在となっています。立川監督からの信頼も厚く、勝ちパターンでの起用が増加し、セットアッパーとしての役割を確実に果たしています。
【具体例】
2023年シーズンでは、8月までに40試合以上に登板し、防御率1点台を維持。特に7回・8回の起用で際立った活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献しました。
- ピッチングスタイルと球種の特徴
度会隆輝のピッチングスタイルは、オーバースローからの安定した投球フォームが特徴です。最速150km/h前後のストレートを軸に、カーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球を巧みに操ります。特にカーブは大きな縦の変化があり、打者の体制を崩す効果的な武器となっています。制球力も高く、コーナーワークを意識した投球で打者を翻弄します。プロ入り後、チームの投手コーチ陣の指導を受けて、フォークボールも修得。変化球のレパートリーを増やすことで、打者の攻略の幅を広げることに成功しました。
具体例：2021年のオリックス・バファローズ戦では、7回1失点の好投を見せ、ストレート、カーブ、スライダーを駆使して13奪三振を記録。特にカーブは打者6人から三振を奪う切れ味を見せました。
プロ野球選手として活躍してきた度会隆輝選手は、独自の投球スタイルと多彩な球種で確かな実績を残してきました。中継ぎ投手としての適性を活かし、様々な場面で試合を支える存在として評価されています。投手としての基本的な技術に加え、常に新しい球種の習得や既存の球種の改良に取り組む姿勢は、若手投手の模範となっています。今後も経験を活かしながら、さらなる進化を遂げることが期待されます。チームの勝利に貢献できる投手として、その活躍の場を広げていくことでしょう。リリーフエースとしての重要な役割を担いながら、投手陣の中心として活躍し続けることが期待されています。
